夜咄茶事

 夜咄茶事のお誘いがあり、喜んでお伺いした。夜咄は灯りの演出が最大の御馳走であり、廻りにある光を如何にコントロールするかが難しいと思う。お水屋の気配りと家族の協力は欠かせない。今回は至福の時を過ごすことができた。

 余計な光はどこにもなく、流れるような進行。茶事を開く経験が余程多くないと、こうはスムーズにはいかないだろう。ご亭主とは二回目、連客とは初対面であったが、幻想的な光のなかで直ぐに打ち解けることができた。共通にある茶道という深い精神の繋がり故と改めて思った。こちらはご覧のような積雪で、こうなったら露地はoutであるが、雪の降らない所だったので無事に手燭交換もできてよかった。

 


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