川端龍子
川端龍子展にいって腰を抜かしてきた。日本画は床の間に飾って鑑賞するものとされていた時代、龍子は会場芸術に変化させた。
川端龍子1855年生まれ、1966年没80歳。波乱万丈の人生を送り、公的な団体に所属していないにも拘らず、1959年文化勲章を受賞している。
展示場には7mを超える作品をはじめ、巨大な作品がずらり。巨大ではあるが繊細そのもの、作品の前に近づいたり離れたりとにかく釘付けになってしまった。
画集では雰囲気は全く伝わって来ない。また11歳から12歳時に描かれた30cmくらいの紙本墨画、これにも腰が抜けた、上手すぎる、まさに天才だろう。
大田区立龍子記念館の所蔵品、東京で行くべき美術館がひとつ増えた。