クリスマス茶事

久しぶりに正午の茶事に招かれた。来年股関節の手術をする方を招いて、楽しんでもらおうという趣旨で開かれた茶事。その方は主客の挨拶の時、感謝の念で言葉が詰まっておられた。

その後は普段から仲の良いグループなので和気あいあいの雰囲気で存分に楽しんだ。クリスマスなので茶入は小樽のガラス壺に仕服が被っていた。水指は銀粒が散っている陶器。

若い男性のお弟子さんが点てた濃茶はトロリと練ってあり、最近頂くことがなかったので久しぶりにご機嫌になった。お薄になると床は家元の軸から、山帰来に柊(ひいらぎ)の葉を巻いたクリスマスバージョンに変わりほっこり。志野流の香遊びも交え、あっと言う間に楽しい時間が過ぎていった。