花はさかりに
毎朝、散歩コースの桜並木を眺めるのが楽しい。古事記にも桜の記述があるようで、日本人にとって桜との付き合いは随分長い。開花宣言の発表された地域が段々増えており、北陸も間もなくだろう。花はさかりにと・・・花が咲いた花が咲いたとはしゃいでばかりはいられない。古の都人は「咲きぬべきほどの梢」にあわれを感じていた。寒暖の差によって蕾の膨らむ速さは異なるが、徐々に大きくなることに変わりはない。春特有の浮き浮き感に浸っているが、花が散っても風情を感じられれば、結構長く楽しむことができるだろう。