篠田桃紅

大きな美術館が閉館になるところが多いが、富山では美術館も体育館も通常営業しているので有難い。画像は我が家にある篠田桃紅の「リトグラフ・FLOW IN」、春になると桜画の次に店に飾っている。市内で篠田桃紅展があるというので、これはチャンスと行ってきた。

1913年生まれ、今月107歳になられる。数年前、エッセイ『一〇三歳になってわかったこと』が45万部を超えるベストセラーになるなど、まだまだお元気でおられる。書家であったが、40代にニューヨークに渡り水墨抽象画という独自のジャンルを確立し世界に認められる。展示会の副題は「とどめ得ぬもの 墨のいろ 心のかたち」 まさに墨いろが無限の広がりを感じさせるスケールだった。小作品なら茶室に掛けて楽しめるものもあった。

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