茶会の中止

台湾で「日本神話」が崩壊しつつある。衛生管理や医療態勢、感染症対策などで長年、お手本と考えてきた日本が、新型肺炎をめぐる防疫では、初期動作で後手に回ったとの失望からだ。台湾における新型肺炎の感染者はわずかで、大陸との距離を考えたら、奇跡的な少なさである。

日本の自治体はマスクが手に入り難くなるのが分かっていながら中国に送っていた。日本人の命を守るために備蓄されていたマスク、学校や医療機関にいくらでも回すことができたのに、空いた口が塞がらない。コロナウィルスの影響でスポーツ・文化イベントの中止要請が出されたが、茶会の中止も次々と現実になっている。しかもいつまで続くか誰も分からない。世の中からほとんどの楽しみが消えてしまった。こうなれば気の合った仲間と釜を掛け、少しでも楽しく過ごすしかないだろう。

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