画像は立山連峰、千メートル以下は雪がなく黒々としている。12月初旬に初冠雪と発表されて以来降雪なし、いまだに降雪量はゼロ。60代、70代の人にこんなこと記憶にありますかと聞くと、全く記憶にありませんと返ってくる。お茶事では露地渡りができ、雪があれば長靴であるが、着物に草履が履ける。全くありがたい話であるが、北陸の冬に全く雪がないとどこか寂しい。四季折々の風情は日本文化の根底、庭の雪景色は楽しみの一つであり、お茶の風情にも欠かせない。インド洋の気圧配置が原因らしいが、まだしばらく雪は降らない予報。富山冬季国体もお手上げ、暖冬を喜んでばかりはいられない。