三十六歌仙

京博で開催中の三十六歌仙展を見る機会があった。過去最大規模ということで前、後期合わせて31本が展示されたようだ。さすがに見応えがあり十分楽しめた。私達の仲間内ではこの三十六歌仙が茶道具の最高峰という人も多い。確かに絵に合わせた表具の凝りようは半端ではなく、絵とともに表具にも目が釘付けになってしまった。さて今回一番人気の斎宮女御は残念ながら公開には至らなかったようだ。益田鈍翁の逸話や絵の描き方など見どころ満載で、他の軸との比較などで大いに楽しめただろうが残念だった。いつか見る機会があれば良いのだが。しかし他に名筆の傑作も並び古に思いを馳せられた。

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