松濤美術館

東京でちょっと時間ができて美術展に行こうと思ったら相当迷ってしまう。田舎では考えられない数であり、興味順と地理的条件が重なる場所、ということで今回はまだ訪れたことがない松濤美術館を訪れた。渋谷駅から一つ目と便利な場所で閑静な住宅街に建っている。私の場合入館料250円で入ったが、まず白井晟一氏設計のモダンな建物に驚き、これだけでも大いに鑑賞に値する。

企画は「大倉陶園・華めく洋食器」これがまた素晴らしかった。大正8年創業の大倉陶苑、「良きが上にも良きものを」の理念のもと磁器の生産が始まり、世界に認められた。今回は創業当時から現在の東西迎賓館に納まる洋食器まで、数々の名品を堪能できた。海外ものとは異なるオリジナリティー、細密な技法、一言でいえば気品であろうか、いや~ 渋谷区立美術館、ありがとうございました。

 


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