2019年03月04日 隠れ演出 三月三日に大寄せの茶会があり、お手伝いしてきた。当日が雛祭りなので当然軸や茶碗に雛祭り仕様のものが使われていたのだが、私の目が釘付けになったのは、杓立てに入った飾火箸、なんと南鐐のぼんぼりであった。一双の辺りを照らすぼんぼり、なんと憎い演出だろう。繊細で華奢な作りは見事、特注品でこの日のために作られたようで、しかも一回作り直したと聞けば、ただただありがたやである。