近くの美術館で開かれている「花鳥風月こころに響く美の世界」展。ビッグネームの作品が並んでいるので遠方からの大型バスがパーキングに停まっている。その美術館の長い廊下に書の大作があった。花鳥風月と大字があり、それぞれの横に詩がしたためてある。じっくり眺めていると気合が入った熱いものが伝わってくるではないか。美術館の人に聞くと、入口ロビーで高校書道部の女子1,2年生がたすき、はかま姿で揮毫したものだった。これだけの大作は一朝一夕で出来るものではなく、心技体の鍛錬が必要だろう。廊下を歩く来館者から”誰の作なのだろう”という声が聞こえてきた。