十五夜

十五夜のお月見にお茶を飲みに来ませんかと誘われて、喜び勇んで一服いただいてきた。名月とは白く照り輝く月らしいが、今夜の月は薄い雲が掛かり春の朧月のようだった。秋の月は薄月というらしいがあまり聞かない。長いこと茶道に関わっていると「月も雲間のなきは嫌にて候」の感覚が身に染みついてしまっている。この月を眺めているとほっと安らぐ。


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