東京駅から皇居大手門経由で東京国立近代美術館へ行った。皇居は山桜が咲いてきれいだったが、散策している人の7割方が世界各国の人であったのには驚いた。東京の人にはもう当たり前だと思うが、田舎から出て行くとびっくりである。お目当ての安田靫彦展は見応えがあり大正解だった。入場すると15歳、16歳のときに描かれた作から年代順に展示してあったがやはり天才なのだろう、この10代の作には腰が抜けそうだった。「美しい線」、「澄んだ色彩」と謳われる本画が100点、割合空いていてゆっくりと鑑賞することができた。同時開催の「MOMATコレクション」も質が高い、国立の美術館の実力は違う。