二つの美術館
1995年に開館した東京都現代美術館に寄ってみた。まずその規模の大きさに圧倒される。「なんと立派な美術館だろう、さすがは東京だ」これが第一印象。企画展は「山口小夜子 未来を着る人」一世を風靡した彼女の軌跡を振り返るユニークな企画だった。
しかし巨大な美術館を訪れる人はまばら。現代とか近代という名前の美術館は押しなべて来館者は少ないようだ。
現在人気沸騰しているのは東博の鳥獣戯画展、6月7日までで今は後期展示になっている。修理を終えた国宝鳥獣人物戯画全4巻が公開され、有名な甲巻に人気が集中している。平日で150分から160分待ち、気が遠くなる。
私は以前若冲展で疲労困憊したことがあるので二の足を踏んでしまう。今回は前後期二回に分けての展示なので、全部見るために二回足を運ばなければならない。せっかく長時間待って半分しかみられないとは、なんとかならなかったのだろうか。