2015年05月08日 重要文化財 こちらは南宋時代の墨跡、重要文化財。13世紀の禅僧であるが名前を聞いても一般の人で知る人はいないだろう。禅宗法系略譜には必ず載っている高僧、兀庵普寧。これで”ごったんふねい”と呼ぶ。こういう墨跡が掛かると何を書いてあるのか?どんな人なのか?誰にでも分かるように、しかも面白く話を聞かせてもらわなければならない。博士のような席主だったので、禅の話を交えながら私たちの知的好奇心が満たされて格調高い茶席になっていった。