官兵衛

 今年の大河ドラマ軍師官兵衛、後半になり切れ者として大活躍しておらてる。千利休も登場しているが今のところ官兵衛に茶人の気配は全く感じられない。しかし古い本の中に彼が茶の湯に親しんでいたという記述を見つけた。秀吉の小田原征伐の評議を茶室で交わしてから、その効果を認め利休について茶の湯を学び始めたといわれている。

 所領を長政に譲ってからは剃髪して如水と号した。関ヶ原合戦以降に大宰府に隠退し大徳寺三玄院や龍光院を建立した春屋宗園に参禅している。口切の茶会を催した記録が残っており、利休の流れを汲む侘びの茶会だったとあるのでちょっと贔屓になる。

 また今日の放送で高山右近の感化を受けてキリスト教に入信しているが、秀吉のこの時代は切支丹が最も活躍した時で利休七哲といわれる人の多くが切支丹か、そのよき理解者であったと言われている。

 


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