上村松篁展

京都国立近代美術館で開かれていた回顧展を富山水墨美術館で開催した企画。規模は小さくなっているがさすがに見応えがあった。絵に見入っていると全てが練られているという印象を持った。「品がある」と一口に言うがそんなに簡単に描けるものではないだろう。鳥を描くのに1,000羽を超える鳥を鳥小屋で飼って観察したとか、杜若を描くのに構図を考えて植えて育てたとか・・・。やはり親子二代で文化勲章を受賞するだけのことはある。