佳境に入った秋の茶会

秋のお茶会も佳境に入ってきた。昨日は濃茶席の点前を仰せつかり、4席続けた。最初の一席は神経が張りつめ、体の隅々まで感覚が行き渡っているのを感じた。しかし暑さのせいで席を重ねるごとについ緊張感が緩んでしまう。来ていただいたお客様にぼーっとした顔を見せる訳にはいかない。次のお薄席で違う楽しみを感じてもらうために、深く息を吸い込み丹田に力をいれて濃茶を練った。暑い日は気力と体力が必要である。午後に茶会が終わり後片付けをして帰ると、次は夜の部。今度は招かれた茶会に行ってきた。まさに佳境である。


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