2013年03月28日 曜変天目(稲葉) 24日まで行われていた静嘉堂文庫美術館「茶道具名品展」を見ることができた。大名物、付藻茄子と松本茄子をはじめ名品がずらりであったが、世界に3碗しかないという曜変天目が見られるということで大変な人気であった。私は2回目の対面であるが、時を経て感動の具合も変化したようだ。家に帰り寝床に入ると怪しげに光る稲葉天目が目に浮かんで離れないではないか。目を閉じてから現れる現象は数日続いた。あの小さな器に宇宙が宿ると言われるのも頷ける、恐るべきパワーである。