香箱がに
メスのズワイガニで地域によってコッペ、セコ、セイコほか色んな名前で呼ばれている。山陰から北陸が漁場なので関西でもよく食されている。カニが高級品になるに従って近年徐々に高級割烹や寿司屋で食されるようになった。50年位前はどの家庭でも朝食の味噌汁の具だった。足は両側を歯で噛み切ってから身をすすって食べていたものだ。隔世の感である。ズワイガニは本ズワイと紅ズワイの2種があり、本ズワイはご存じの通り高級品であるが、紅は3杯で2千円くらいでスーパーで売られている。上の画像が本ズワイのメス、下の画像が紅ズワイのメスで、その右がオスの足。紅ズワイはその名の通り赤い蟹で、本ズワイは茶色がかって、甲にはぶつぶつがあるのですぐ分かる。当然本ズワイが断然美味しい。子供の頃はベニズワイのメスは食べなかったらしいが、覚えていない。