棟方志功

志功は富山県福光町に40代の6年8か月の間、疎開生活を送っていた。この時浄土真宗に触れ、仏を題材にした作品を多く残している。画像はその当時の住居・鯉雨画斎。厠の壁面と天井に描かれた天女と菩薩の画は度肝を抜く鮮烈さである。創作意欲がほとばしるタッチ、うまい表現の言葉が見当たらない。背筋がぞくっとする印象だろうか。解説のおじさんが人数に関わらず懇切丁寧に解説してくださる。民芸や文学界の重鎮が多数訪れている小さな館、志功の息遣いを膚で感じることができる館、お勧めです。

 


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