山中の日本庭園

今シーズン最後、黒部川支流の沢登で出会った瀧。まるで人為的に作られたような静かな佇まい、日本庭園に落ちる瀧のようではないか。3メートル弱の小さな瀧ではあるがこのまとまり具合は中々あるようでない。夏は豪快に流れ落ちて水しぶきを巻き上げている瀧がマイナスイオンたっぷりで心地よい。しかし秋の気配が漂うこの時期は、ひっそりとした静けさが心に染みる。日本人の感性は似ているのか、同行の”ごつい山男”たちもしばし感傷にふけって見とれていた。

 


P1110616.JPG