膝痛
悩んでいる人が多い。膝痛のために大好きなお茶を諦める人が高齢化と共に激増している。正座は姿勢が正されて気持ちが良いが、時間には限度がある。特に教えている先生になると、午前の部、午後の部、お勤めの生徒さんが対象の夜の部。週に数回となると膝が悲鳴を上げるのも必然と言えよう。お茶の場合20年、30年と年月が経てば、膝の軟骨が変形してくるのは避けられない。医者は関節を鍛える方法はなく膝のまわりに筋肉を付けるようにとおっしゃるが、スポーツ選手でもなければそう簡単に筋肉が付くはずはない。如何に膝に負担が掛からないようにするか。お茶を生涯の友として付き合おうと思えば、なるべく正座の時間を短縮するしかない。特に先生方はまだ膝が痛くなる前から、お稽古中はなるべく椅子に座る時間を作って、正座の時間は最小限にしていただきたいと思う。