陸上日本選手権

私の父は陸上短距離の選手で現役引退後は生涯、地元の陸上競技協会に所属していた。。私が小学生の頃、毎週日曜日になると手弁当を持って一日陸上競技会の世話をしていたものだ。走る、飛ぶ、投げる、人間の持つ基本的な能力を同じ条件で公正に競い合う陸上競技、実に分かりやすく、そして美しい。私は父の遺伝子を継ぐことはなかったが、陸上競技のファンにはなった。国立競技場によく通ったものだ。ヨーロッパでは人気の陸上競技はなぜか日本ではいまいち盛り上がらずいつもガラガラだった。今年の選手権の話題のトップは女子短距離の福島さん、切れのあるスタート、回転の速い足さばき、やはり美しい。他の種目も優勝インタビューのたびに拍手してしまう。