国道の雪崩
大寒波襲来の後、なぜかぽかぽか陽気となり雪は大分溶けた。天気予報は雪崩に注意と喧しい。そんな中また山スキーに出かけた。県内の利賀村方面の山中では猛烈な風と闘いながらもピークを踏んで意気揚揚であった。下界では10度を超えていたと後で分かったのだが、帰り道の法面の雪が雪崩れて前に5,6台の車が止まっていた。山中に入れば谷にルートを取らず尾根にルートを取るのは常識で、まず雪崩に会うことはない。しかし山に登るまで林道を1時間も2時間も歩かなければならないことがある。この時、急な法面の雪が崩れてくるので最も危険な個所なのである。山中の一般国道でも大雪の後の気温の高い午後が雪が緩み最も危ない。雪崩が車の側面に当たれば谷底に真っ逆さまである。今回通行止めになった所は我々を含め皆地元の人でスコップを携行していた。山間地では大抵トランクにスコップが積んである。10人くらいで除雪したのであっという間に開通した。この後数百メートル先でまたまたちょっと大きな雪崩。こんどは除雪車が近くにいて助かった。都市部では関係ない雪崩だが、山間地に住んでいる人は生活道路を通るだけで知恵を絞って危険を避けなければならない。